横浜農業協同組合グラウンド(JAみなみグラウンド・和泉町)で8月20日、横浜市消防局による大規模災害を想定したヘリコプターの離着陸訓練が行われた。同グラウンドでの離着陸訓練は初で、約100人の区民らが見学に訪れた。
大規模災害発生時の的確かつ円滑な活動に備え、市が各区で行っている同訓練。航空支援隊である泉消防署中田特別救助隊の誘導によりヘリコプターが離着陸し、傷病者搬送を想定した訓練を実施した。航空隊による機体の説明もあり、熱心に質問する区民らの姿が見られた。
市消防局は2機のヘリコプターを所有しており、通常は金沢区の横浜へリポートで保管している。主な活動は災害時における情報収集で、機体先端に取り付けたカメラで撮影、記録している。同訓練で使用された機体「はまちどり1」は昨年運用開始した新型で、全長約17m。最大17人が搭乗可能で、最高時速は300Km超となる。ヘリポートから同グラウンドには約5分で到着した。
市は飛行場外離着陸場として、公園や野球場など31カ所を指定しており、区内では同グラウンドと和泉遊水地が指定されている。
有賀太重泉消防署長は「一度経験しないといざという時に動けない。区民にも周知できた」と同訓練を振り返った。ヘリコプターの姿を見て親子で訪れたという川口伸彦さん(和泉町)は「子どもも大人も興味を持つことが一番大事。このような訓練を今後も実施してほしい」と話した。
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