区内在住の高梨芳子さんが10月19日に東京都港区で開かれた「第7回朗読コンクール」(主催/NPO日本朗読文化協会)で優勝し、来年6月の銀座博品館劇場でのイベント「朗読の日」への出場権を獲得した。
NPO日本朗読文化協会は、「朗読」を通じて社会貢献することを目ざして2001年に設立された団体。朗読愛好者への活動の場提供や、ボランティア、技術向上、愛好家同士の交流などを行っている。初代名誉会長は瀬戸内寂聴氏。
朗読コンクールは、全国で活動する人たちの技術向上を図るために2006年に始まり、今年が7回目。出場は協会ホームページからの公募制で、今年は一般の部におよそ100人の応募があった。音源による予選を勝ち抜いた10人のみが本選出場となる。
高梨さんは前回に続いて2回目の挑戦で優勝。「限られた時間の中で作品のどの場面を読むのがいいのかなど考えさせられたのが前回。今回は楽しくできたと思っていましたが結果を聞いて驚きました」と控えめに振り返る。読み手が文章を解釈し表現する朗読。どの作品を選び、その中からどの部分を抽出し表現するのかも重要なポイントの1つだ。高梨さんが本選に選んだのは小泉八雲の「乳母ざくら」だった。
もともと読むことに興味があり、子育てが終わり自分の時間ができた頃から講座やワークショップで学び始めたという高梨さん。研究熱心な性格で朗読の奥深さを知れば知るほどその魅力にはまっていった。現在「読み聞かせグループ・ひだまり」と「いずみ紙芝居一座」に所属。毎月地域の老人福祉施設等でボランティアを行っている。
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