神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2015年5月21日 エリアトップへ

フェリス 学生考案のパンが話題 4商品を一から企画

社会

公開:2015年5月21日

  • LINE
  • hatena
商品を手に笑顔を見せる鈴木さん(左)と廣野さん
商品を手に笑顔を見せる鈴木さん(左)と廣野さん

 フェリス女学院大学(緑園)の学生と山崎製パン株式会社が共同で開発し、現在販売中の4商品が話題を呼んでいる。市場調査からパッケージデザインまで、半年をかけて学生が一から企画した。

 現在販売されている共同開発の商品は「ランチパック クランチ入り板チョコ(チョコホイップ&ミルク風味ホイップ)」、「もちもちとしたいちごぱん」、「ふわふわ3色パン」、「もっちぎりダブルクリーム」の4つ。「手軽にホッとできるもの」、「お腹にたまる栄養と美容を兼ねたもの」、「ガッツリ食べたい惣菜パン」、「プチ贅沢」等がコンセプトだ。

 このプロジェクトは山崎製パンからの提案でスタート。昨年6月にプロジェクトへの参加者を募ったところ、1、2年生24人が手を挙げた。学生は9月から4つのグループに分かれて商品のコンセプトを考案。ニーズ把握のため、価格や味、食感など、パンを購入する際に重視するポイントに関するアンケート調査も行った。山崎製パンの担当者から水分移行、日持ちの問題など、専門的なアドバイスももらい、何度も企画を練り直したという。

 「ターゲットは20〜30代の女性です。デザインは春らしさをイメージしてピンクにしました」と話すのは、惣菜パンのふわふわ3色パンを開発した鈴木彩花さん(文学部3年)。商品には「忙しい朝でも簡単に食事が楽しめるパンを考えました」、「これを食べて明日もがんばりましょう♡」といった学生からのメッセージも記載されている。

 ランチパックを開発した廣野ふたばさん(国際交流学部2年)は「チョコの食感にこだわりました。他の商品よりも価格が高くなってしまったので売れるか心配でした」と話すが、販売開始以来、同大の学生だけでなく、「サラリーマンに人気」になるなど好評の様子だ。

 今回4グループすべての商品が販売に至ったが、当初は商品化するのは1、2品のみの予定だったという。学生課の明井陵平さんは「内容によっては採用されない可能性もありましたが、学生の企画と努力が評価されたようです」と話す。鈴木さんは「4つすべてを商品化できたのは山崎製パンや大学の方々の助けのおかげ。実際にいろいろな人の手に渡ることで達成感を感じることができました」と笑顔を見せた。

 商品は5月末まで神奈川県内など近隣エリアで販売されるが、売り上げが好調であれば、期間の延長やエリアの拡大などの可能性もあるという。
 

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook