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泉区版 公開:2015年9月3日 エリアトップへ

赤十字防災ボランティア横浜第1ブロック横浜南連絡協議会の代表を務める 乾 英昭さん 和泉町在住 71歳

公開:2015年9月3日

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街のため、人のため

 ○…「安全・安心は絶対じゃない。天災はいつ来るか分からない」と警鐘を鳴らす。泉区を含む横浜南部地域の赤十字防災ボランティアの連絡協議会代表に就任したのは、東日本大震災が起きた2011年。当時は日本赤十字社の支援センターのサポートに携わったほか、被災地の災害ボランティアセンターでの看護師の手伝いや泥すくいなど、現地にも足を運び、汗を流した。現在は各地で防災ボランティアの研修会を開催するなどし、協力者数拡大にも尽力する。

 ○…活動は赤十字防災ボランティアだけに留まらない。名刺の裏には、救急法救急員やアマチュア無線非常通信協力会など資格や団体名がズラリと並ぶ。「別にすごいことじゃないよ。いろいろなところに参加することで、情報をもらったり、学んだことや良いことを他で活用したりできるから、つい首をつっこんでしまって……」と人のいい笑顔を見せる。何かあったときのために、日ごろから「顔の見える関係づくり」が大切なのだという。

 ○…「自然が好き。自然が多い中で育ったからかな」。放送機器を製造する会社に勤めていたころは会社の山岳部に入り、丹沢や八ヶ岳などに登り、冬はスキーを楽しんでいたという。カメラも好きで、各地の自然をよく写す。「写真展で佳作になったこともある」と照れ笑い。

 ○…「泉区は災害が起きても被害が少ないだろうと考えがち。起こらないことを祈るけれど、『絶対に起こらない』とは言えないから」。災害が起きること自体を防ぐのは難しいが、被害を減らしたり、対応する力を付けたりすることは誰にでもできる。9月5日には和泉小学校で心肺蘇生法やAEDの使い方の講習を行う。昨年も児童や近隣住民ら、約100人が参加している。「自分たちのことだけでなく、市全体や他の人たちのためにも、ボランティアのことを知り、興味を持って参加してほしい」

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