本紙の「空から見てみよう」コーナーにカメラマンとして協力する 金崎 重光さん 和泉町在住 51歳
航空ファンが届ける絶景
○…100回を迎えた本紙コーナーに掲載した写真のほとんどは自身が撮ったもの。ヘリの所有者である中丸定昭さんとの出会いは十数年前。航空ファン同士ですぐに2人は意気投合した。多いときは毎週、現在も月に1度のフライトが楽しみで仕方ない様子。紙面に写真が載るようになってからは特に工夫を重ねる。「人に見てもらうから、いつも必死。中丸さんとああでもない、こうでもないと一生懸命になって……」
○…カメラを始めたのは
中学生のとき。一時離れていたが、27歳ごろに本格的なカメラを買い、レンズも揃え再開した。航空祭や基地などへ足を運び、たくさんの航空機を撮影してきた。パイロットとも顔見知りで、雑誌よりも早くマニアックな情報を入手することもあるのだとか。航空写真の腕は上がったというが、かわいい盛りの娘たちの写真となると勝手が違う。こだわりすぎて、良い一瞬を逃してしまうこともあり、娘の写真は妻が担当。
○…実は自身も海外で免許を取得。操縦桿を握ることもある。そのせいか、客として乗った旅客機がエアポケットに入ったときも「ここでスロットルを――」と操縦技術に対する興奮がつい高まってしまうのだとか。普段は落ち着いた雰囲気だが、航空機について語る姿は少年のようにいきいきとしている。現在はバス会社で働いているが、「本当は戦闘機のパイロットになりたかった」。「今もなりたいんじゃない?」と隣で妻がクスリと笑う。
○…東京都出身。5歳と2歳の娘を持つ。父の背中を見ているからか、長女の自転車のピンクのヘルメットには、トップガンのステッカーが。次女も航空機を見つけると「パパ」と手を振るのだそう。娘たちが自分と同じく興味を持っていることがうれしいようで「そろそろ家族で航空祭に行ってみたい。でも音がすごいから少しずつ慣れさせないと」と幸せいっぱいの笑みを浮かべる。
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