泉区役所の区民ホールに並んだ顔・顔・顔……。これら、さまざまな表情の「能面」はすべて「面打ち泉」の会員による力作だ。
珍しい能面の展示に、通りかかった来庁者も思わず足を止める。本来、能や狂言の舞台で舞う際に身に着けるのが面だが、会員らは製作の過程や出来、見てもらった時の反応を楽しみに作品づくりに取り組んでいるという。作品について熱心に質問する人に対し、会員らは「400年前の面を全く同じように作ったとしても、作る人によってどこか表情が違って見えたりする」と解説。来場者は1列に並んだ22の面を一つひとつじっくりと覗き込んでいた。中には「これって口は開いているの」と不思議そうに作品を見上げる小学生の姿も見られた。
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