夏休みを利用し、市内の小・中学生が公的機関や民間企業の仕事などを体験できる、横浜市教育委員会主催の企画「子どもアドベンチャー」。13回目を迎える今回、泉土木事務所が初登場する。土木の仕事を楽しく体験してもらおうとプログラムに力を入れる。
子どもアドベンチャーには、昨年8000人以上の子どもたちが参加。今年も82のプログラムが用意され、すでに申し込み受付が始まっている。泉土木事務所では、泉区が区制30周年を迎えるにあたり区内で実施されている記念事業の一環として協力を決めた。地域住民や児童を対象とした工事現場の見学会などはこれまでにも開催してきたが、子どもアドベンチャーへの参加は初。
今回、土木事務所ではプログラムの内容はもちろん、名称からこだわって決めたという。子どもたちに興味を持ってもらえるようにと付けたのが、「〜参集!!子ども土木隊員〜土木の仕事を体験しよう!!」だ。職員曰く「普段スポットが当たらない」土木の仕事だが、道路や河川、下水など、まちづくりには欠かせない大きな役割を担っている。飯島徹副所長は「子どもたちに土木の仕事を知ってもらう良い機会にしたい」と意気込む。
当日は、実際に現場で使用している測量機を使い、モノの高さの測定などを体験する。中でも貴重なのが、公園遊具の配色体験だ。岡津第一公園にあるすべり台・鉄棒・ブランコの3つの遊具を題材に、子どもたちが柱や柵などの配色案を考える。案の中から色を決定し、後日、実際に公園の遊具を塗り替えるという。公園の遊具は色に関する規定が厳しくなく、これまでも場合によっては地域住民の要望を取り入れることがあったという。今回は、子どもらしい個性的な案が次々と出てきそうだ。
開催は8月17日の午前9時半から正午まで。対象は小学4〜6年生で、定員は15人(応募多数時は抽選)。参加希望者は、子どもアドベンチャーのホームページ、または区広報相談係で配布中のチラシを確認し、申し込みを。7月12日締め切り。問い合わせは、泉土木事務所【電話】045・800・2532。
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