和泉中央連合自治会(日並勇会長)が関東防犯連絡協議会から防犯功労団体として表彰されることが決まった。表彰式はあす2日、県立音楽堂で行われる。
同連合では、日頃の声掛けや町会ごとのパトロール、年に一度の大規模パトロールなどを実施。2013年には連合の活動拠点と周辺を整備し、防犯カメラを設置したことで14年に県から表彰を受けている。取り組みは優良事例として県の安全・安心まちづくり交流集会で発表されるなど、他地域の見本となってきた。
防犯に力を入れ始めたきっかけは、2004年の泉区内の犯罪認知件数が市内で3番目に多いと知ったことだった。その数、年間3000件近く。このままではいけないと「自分たちの町は自分たちで守る」を合言葉に、地道な啓発活動、環境の改善などに取り組んだ。結果、発生件数はどんどん減少。昨年は市内で3番目に少ないおよそ600件に留まった。
防犯担当の斉木仁郎さんは「町のために当たり前のことをしているだけ。また、各町会長さんの協力があってこそ」と感謝の言葉を口にする。パトロール時に清掃も行っており、「町がきれいになれば、犯罪の入る余地もなくなる。地域の目があることは大きな抑止力になる」と日並会長。「活動を知り、他の地域が『うちも負けていられない』と頑張るきっかけになればうれしい」とも話した。
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