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”ハマの湯”の未来は【3】 自由な発想で銭湯守る

文化

掲載号:2016年12月15日号

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清水湯の入り口に立つ高橋さん
清水湯の入り口に立つ高橋さん

 「銭湯は入浴する場所」。そんな既存の考えにとらわれない取り組みを行う銭湯がある。鶴見区潮田(うしおだ)の角地に佇む清水湯は、1949年創業。戦前は映画館だったという外観は”古き良き昭和の銭湯”を思わせる。

 清水湯の3代目・高橋政臣さん(39)は6年前、父親から閉店の話を聞き、「どうせ無くなるのであれば、自分が関わり、納得してからにしようと思った」と引き継ぐことを決めた。自身も周りも、当初は続いて2、3年だと考えていたという。

 「銭湯もある意味会社。経営状況は無視できない」。継ぐと同時に、銭湯と隣接する実家で「銭湯シェアハウス」を始めた。現在は大学生や夫婦など9人が住み、日常的に銭湯を利用する。「イメージは下宿で自分が大家。銭湯には昔から住み込みで働いている人がいたので、共同生活には相性が良いんです」。シェアハウスは「経営を支える事業の一つ」と淡々と語る。

 このほか、本物の桜を浴場内に設置する花見イベントや「銭湯BAR」など、斬新な企画が話題を呼んできた清水湯。中にはイベントの知らせを聞きつけ、東京から足を運ぶ人も。「花見は約130人の集客があり、イベントとしては良かった。ただ、地元の人たちには入りづらさがあったかもしれない」と振り返る。面白がって見守ってくれる人がいる一方で、「今まで通りで良い」という声があるのも事実だ。「地元のためになることは何か、最近よく考える」と高橋さん。駅から離れているという立地や、どんな人に来てもらいたいかなどを考慮し、企画の必要性を改めて考えた。「銭湯は町のもの。やりたいこととのバランスが重要。地元の他業種の人たちと関わる機会が増えれば、視点が広がるかもしれない」と、銭湯業界の枠を超えた交流にも意欲的だ。

 長年、町の憩いの場となってきた銭湯。地域に合った「町の銭湯」としてのあり方を見つけ、いかに魅力を伝えるか。今後の各店の取組に期待がかかる。(了)

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