「泉の会手話サークル」(松下靖紀代表)の手話教室が4月26日、いずみ中央地域ケアプラザで開かれた。
同会は昨年7月に発足し、会員は現在10人。コミュニケーション手段としての手話への理解を、今よりもさらに社会へ広く普及させることが目的だ。主な活動は手話の読み取りの勉強で、今回のような手話教室は毎月2回程度開催している。
26日の教室には5人が参加。自身も聴覚に障害がある松下代表が、映像やホワイトボード、表情などを使って手話の意味などを解説した。松下代表は「食べる」を表す手話について、国によって食文化が違うため、表現も異なることなどを丁寧に説明。参加者は「納得した」「難しい」などと口々に話しながら、講義に熱心な眼差しを向けていた。
活動について「手話言語を全国に広め、手話を使用しやすい環境を広げることが目的」と松下代表。「昭和時代、手話は動物みたいだとあざ笑われ、社会はろう者への差別と偏見に満ちていた」とし、「手話はろう者の大切な言葉」であることを社会に広めている。今後も世の中が「やさしい社会」になるよう、手話教室を通して普及活動を続けていくという。
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