泉区版 掲載号:2017年12月7日号
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切り絵サークルの講師を務め、区内の風景を切り絵に残して歩く 井野 宏哉さん 岡津町在住 63歳

何気ない日常「切り取る」

 ○…目を凝らさないと見えないような細かい葉や花びらの一枚一枚、目の前にある情景をまさに「切り取る」。趣味で始めた切り絵が、かけがえのない生きがいに変わった。中川地区センターで毎月切り絵サークル「中川切り絵」の講師を務め、会員と区内の風景を作品にする喜びを分かち合っている。「私は素人だから」と言葉少なめに語りながら、精密な切り絵の制作には1カ月を費やす職人気質。何より難しいことは「構想を練ること」。計算された構図や濃淡、影の取り方に素人らしからぬ情熱がほとばしっている。

 ○…切り絵を始めたきっかけは約30年前。素朴でノスタルジックな雰囲気に惹かれた。結婚一年目に出した年賀状に、江の島の風景を切り絵風にしたものを印刷し、一枚一枚水彩絵の具で色づけた。以来毎年県内各地の風景を切り絵風のイラストにして送り続けている。「今年はどんな絵だろうと受け取る人が楽しみにしてくれるのが嬉しい」。11月に入ると制作が始まる。今年も約130枚作る。

 ○…大学で電気工学を専攻し、仕事もコンピューター関係のエンジニアに。岡津町に越してきたのは結婚して3、4年経った頃。「泉区は横浜でも自然が豊かで、作品の題材になるものが多い」と楽しげ。区内を歩いて写真を撮っては作品にする。桜が舞う寺や、紅葉と雪がコラボレーションした昨冬の区内の景色。現在は、来年1月に開催するサークルの作品展に向けて制作真っ最中だ。

 ○…来年で結婚30年になる妻と、年に数回旅行に行くのが楽しみ。事前にパンフレットで作品になりそうな場所を探し、訪れて写真を撮り、帰宅して切り絵に。「旅行は3度楽しめる」。自宅には、訪れたフランスの新緑溢れる景色などを切り取った作品が飾られている。「思い出を自分の手で形に残すことができること。休んでいる時間が惜しいくらい、やりたいことでいっぱい」と、切り絵に夢中。

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