中田中央公園(田村博所長)で1月31日、東中田小学校の5年生児童らが区の花アヤメを植樹した。同園にアヤメの花が植樹されるのは初めて。
植樹は泉区が進める「水・緑・みち魅力づくり事業」の一環。これまで区内では和泉川や阿久和川などで、自然の魅力を知ってもらおうと、地域住民らの手によって川沿いの環境整備が進められてきた。
今回の事業は同園を流れる村岡川の川沿いにアヤメを植え、自然環境の魅力を伝えようというもの。泉土木事務所がアヤメの苗230株を提供し、同園を管理する奈良造園土木株式会社が協力。東中田小学校に植樹を依頼した。
当日は同園の植樹医・平塚満里子さんが苗の植え方を子どもたちに説明。苗をビニール製のポットから優しく出して土に入れ、上から土を被せることを伝えた。
植えられたのは野球場沿いでホタルの放流なども行う川沿いの土手。約10メートルの広さに縦3列の苗が並べられた。子どもたちはクラスごとに一人2株ずつ植樹。スコップを使って土を掘り、ポットから取り出した苗を優しく植えた。
アヤメは5月ごろに花を咲かせるため、現在は葉が小さく、枯れているように見える。平塚さんが「根は元気に花を咲かせる栄養をたくわえているよ」と優しく説明した。
子どもたちは「6年生になった5月に花が咲くのが見られるね」と和気あいあいと話した。
アヤメは育つと2〜3月頃に株分けが可能。平塚さんは「子どもたちが植えたアヤメがどんどん株分けされて公園にいっぱいに咲くといい」と話した。
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