NPO法人「宮ノマエストロ」代表を務める 高橋 裕子さん 中田在住 62歳
やろうと思ったらやる
○…子どもの元気な声が響く宮ノ前公園の隣に完成した「宮ノ前テラス」。多世代交流の場を標ぼうし、地域住民が自主運営。生涯教育、街歩き案内、ランチ・カフェなど、活用アイデアは次から次へ。現在、9月の正式オープンを前に地域ニーズを探っている状態。メンバー間では「自分たちも通いたいと思える場所にしよう」が合言葉だ。
○…準備をする中で「地域は人材の宝庫」と再認識。その分野も学習支援、農作業、料理、演奏など多岐で、社会参加の場、学びの場にもなるとして今からワクワクがとまらない。自分たちの存在や目ざすカタチが地域に浸透しきっているとは言えない中でも支援者として手を挙げてくれる人がいることに感謝しかない。「関わる人が増えることで誰かではなく、みんなの場所になる」
〇…定年退職後、「知っているようで、まだまだ地域を知らない」ということに気づいた。身体も心も元気な自身の頭に浮かんだのは「ならば地域の為に何かできないか」という思い。もともと、思い立ったら即行動のタイプ。県主催のコミュニティカフェ講座に参加した。学ぶほどに「世代」という垣根を取り払い、ゆるくつながれる場の必要性を強く感じた。幸い、同じ思いを抱く仲間にも恵まれ、NPO法人として動きだすことになった。
〇…生まれ育った横浜が好き。昨年から横浜シティガイドとしても活動し、魅力を伝えている。母を連れ出すには、近場がいいとして昔はよく横浜のホテル巡りをしたという。料理はもちろん「おもてなし」を学ぶのも楽しみだった。かつて自身がそこで感じた「心地よさ」は今、テラスをより良くする為のアイデアの糧に。「気軽だけど、気分が上がる。そう、パリのカフェっぽくね」といたずらっぽく笑った。
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