合唱を披露する生徒たち
会場に響く古き良き名曲の歌声に、来場者からは自然と笑みがこぼれ、手拍子がこだまする―。
中和泉町内会の敬老祝賀会は、地元の横浜修悠館高校の音楽研究部の生徒が合唱で祝うのが恒例だ。
町内会長の志村正彦さんが同校の卒業式で演奏を聴き、感動。出演を依頼したのが始まり。今年はダンス部も加わり、歌にダンスにハンドベルと、一層にぎやかだった。
核家族化の進行やライフスタイルの変化もあり、世代を超えた交流の場は日常に多くはない。だからこそ、高齢者も、若者も心を通わせる場を心待ちにしている。
コンサートを思い出の１ページとして心に刻んだ高齢者たち。志村会長は「エネルギーをもらって、また元気に頑張ろうと思えました」と話すと、音楽研究部の柳澤聖香部長は「みなさんと一緒に楽しむことができて良かった。来年もぜひ呼んでほしい」と返した。
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