泉区では、投開票を実際に体験することで選挙をより身近に感じてもらおうと、2008年度から小学6年生を対象に出前授業を実施している。1月17日には新橋小学校で給食の献立を決める選挙があった。
この取り組みは選挙啓発活動の一環として区選挙管理委員会などが行っているもの。将来の有権者である小学校6年生が「卒業制作の作品」「卒業式の合唱曲」などについて、実際に投票し本物の選挙の雰囲気を体験する。今年度は区内計13校で順次実施されている。
新橋小学校(樋渡典子校長)では「小学校最後の給食のメインメニュー」を決める模擬選挙が実施された。この日は79人が有権者として参加。立会人、投票管理者、投票用紙交付係など、運営側の役割も児童が分担した。投票の前には教員がそれぞれのメニューの魅力について演説。事前に配布されていた独自の「選挙公報」を見比べながら真剣な表情で投票するメニューを選んでいた。
投票後は、投票箱に鍵をかけ「開票所」へ。代表児童がその場で分類し、計数。結果は、全体の過半数を超える票を獲得した「サンマーメン」が選ばれた。
授業の最後「皆さんは18歳になったら選挙へ行きますか」という区役所職員の質問に手を挙げたのは参加児童の約半数。統計選挙係の大滝俊平さんは「数人が投票に行かなかっただけで、結果が大きく変わってしまうこともあります。今回をきっかけに皆さんの1票がどれだけ大切か考えてくれたら嬉しいです」と呼びかけた。
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