泉区の2019年度「個性ある区づくり推進費」(自主企画事業費)の予算案がこのほど明らかになった。「魅力ある泉区づくり」など合わせて6つの施策で9596万円を計上した。
自主企画事業費は、地域のニーズに応じて個性ある区づくりを推進するための予算。19年度の予算案では「これからも住み続けたい、住みたいまち泉区」をテーマに、魅力的で持続可能なまちづくりをめざした6つの施策を柱としている。
特に重点を置くのは「魅力ある泉区づくり」だ。区役所は現在、各地区で形成されている様ざまなシーンでのコミュニティは泉区の宝であるが、担い手の高齢化が顕著であると分析。今ある地域活動を次世代へつないでいくためにも、現居住者に地域との関わりを深めてもらうだけではなく、新たに居住地として選ばれ、転入者を増やすことが喫緊の課題というわけだ。
そこで、まず区内外に向けて暮らしの視点での情報発信に力を入れていく。特に若年世代を中心に居住地としてのイメージと魅力を伝えようと、交通アクセス、ライフスタイル、子育て支援などの生活情報を中心にウェブサイトで発信。このほか、話題づくりに向けて新たなコンテンツも作成予定だ。また同時にインスタグラムなどのSNSやパンフレットの活用を進める。額田樹子区長は「『住むなら泉区』が合言葉。魅力を効果的かつ継続的に発信し、居住地として選ばれるかがポイント」と力を込める。
また、2019年度下期に予定されている相鉄とJRの直通線開通を、相鉄いずみ野線エリアのにぎわいにもつなげたい考え。通勤・通学などに便利な立地をアピールし、開通時期に合わせて鉄道事業者と連携してイベントも開く予定。
魅力発信と地力強化
魅力発信の一方で、まちとしての地力を蓄え発揮することにも注力。具体的には、活動と担い手支援による「地域のつながりづくり」、防災・防犯などの「安全・安心なまちづくり」、地域包括ケアの推進による「高齢者・障害者支援」、出産前からの「子育て支援」、情報を区民に的確に発信・提供し「身近で利用しやすい区役所づくり」を念頭に各種事業を進めていく。
額田区長は「今年はラグビーワールドカップやアフリカ開発会議など、世界的なイベントが盛りだくさん。泉区としても積極的に関わり、区民のみなさんとともに、活気ある区づくりに全力で取り組む」と話した。
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