いずみ中央地域ケアプラザ(和泉中央北)でラジオ体操が始まって今年で13年目。年末年始を除いて毎朝欠かさず行われ、今では体操をするだけでなく、住民同士の交流や健康状態の確認の場にもなっている。
元々は職員たちのメタボ予防や体調管理のため、2007年から始まったというこの取り組み。円形の駐車スペースは皆で顔を合わせて体操をするのにも最適だった。その後、気軽にできる運動として地域からの参加も募ろうと呼びかけを始めたところ、参加者が徐々に増えていった。今では毎朝8時40分になると、どこからともなく人が集まり始め、多いときでは広場全体が埋まるほど。昨年1年間では合計6730人もの参加があったという。
6月22日には地域住民ら約20人が集まった。この日は土曜日ということもあり、常連に加え、子ども達の姿も多くみられた。ただ体操をするのではなく、終わった後に一緒にお茶を飲んだり、花壇の手入れをするなど、地域住民の定期的なコミュニケーションの場としても機能している。
参加者たちからは「決まった時間に予定を入れることで生活リズムが整ったし、おしゃべりも楽しい」と好評だ。職員たちにとっても、毎朝地域の人と顔を合わせていることで「顔色や動作に違和感がないかなど、参加者の健康状態の変化を確認するにもちょうどよい」という。同館の鈴木登志子所長は「地域の皆さんにとって、いつ来ても同じ場所、同じ時間にやっているということが大切だと思っています。もっと広めていきながらこれからも長く続けていきたい」と話した。
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