横浜泉ロータリークラブの会長に就任した 高梨 敏光さん 上飯田町在住 70歳
「お返し」の思いを胸に
○…「節目の歳と年が重なりましたね」と第一声。今年、自身は古希を迎え、横浜泉ロータリークラブは創立30周年イヤーだ。大事な一年をクラブの顔として過ごすことに「職責の重さを感じる一方で、ワクワクもしています」と力がみなぎっている。会長テーマである「地域につながり令和の時代を拓くロータリー」には、前例踏襲ではなく、今までしたことないことをやっていくという強い意思と覚悟を込めた。
○…友人の誘いで入会したのは2008年のこと。長らく交通安全協会で活動し、ロータリークラブは馴染みがなかったが「何か自分にできることがあるのならば」と思い切って飛び込んだ。職業も年代もバラバラだが「泉区を良くしたい」という志の下に集まった経営者らはいつも和気あいあい。ベテラン・若手といった区別もないフラットな関係は「横浜泉」の良さであり、代名詞でもあると感じる日々だ。
○…60歳を前にしたころ、突如自宅で倒れたことがある。家族の応急処置のおかげで、幸いにも一命を取り留めたが、退院してからしばらくしても身体はきつかった。そんな時、ふと頭に浮かんだのは「自分があることに感謝して、これからの日々を『第二の人生』と位置づけよう。そして、できることでお返しをしていこう」という気持ち。これが地域活動に参加するきっかけでもあった。
○…家電販売業を営むだけあって、流行のアイテムにはとっても敏感。腕にはスマホと連動して体調管理ができるスマートウォッチが光っている。自宅での楽しみは専ら音楽鑑賞。高忠実度再生で有名なスピーカーシステムで流すクイーンの「ボヘミアンラプソディ」は何度聞いても心揺さぶられる自分がいる。「だって俺、これでも昔はバンドマン」とほほ笑んだ。
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