上飯田町運転ボランティアグループのドライバーを務める 門間 一郎さん 上飯田町在住 70歳
何事も「お互い様」の心で
○…上飯田3地区の移動支援を目的に2017年に発足した「上飯田町運転ボランティアグループ」。上飯田地域ケアプラザを拠点に食事会やサロンの送迎などが主な活動。現在50代から70代までの5人がドライバーとして活躍中だ。会の活動が始まってから、参加人数が平均10人以上増えた食事会もあると聞き「自分たちが力になれている」と実感する日々。メンバーが無理なく、長く続けていくために、仲間をより増やしたい。
○…両親が健在の時は、実家を度々訪れては、買い物や通院などに付き添っていた。高齢で外出が難しいこともあり、顔を見せるといつも感謝された。そんな時、ふと頭に浮かんだのが「泉区はどうなんだろう」という思い。同じ頃、たまたま目にした社協のボランティア講習会に参加し、送迎ボラ活動を開始。今では週1〜2回、地域のためにハンドルを握っている。
○…活動を通して、むしろ自身の地域との関わりが広がっていることに気づいている。地域の人がお互い様の精神で支え合うことで、より強固なコミュニティが生まれていくことは、自身のこれからを考えても安心につながる。「今後は、ドライバーのほかにも色々な活動に目を向けていきたい」と意欲充分。
○…自動車会社で長年、開発に携わっていたため機械にはめっぽう強い。車に関することは何万ものデータが蓄積され、故障があってもすぐ直せるのは他の人にはない強み。一番大切にしているのは、運行前の下調べで、車の状態チェックはもちろん、ルートの下見も行い、メンバー間での道路状況の共有も行う徹底ぶり。上飯田の名物として知られる、自身がする孫の肩車と同じくらい、安全運転にぬかりがない。
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