区内の各種イベントでもお馴染みの軽音楽バンド「マハロサウンズ」がこのほど、結成20年を迎えた。「求められる限り」とその演奏意欲に衰えはなく、今後も地域を中心にした活動を続けていく考えだ。
マハロサウンズは、60代から80代までの10人で活動中。区内外の地域ケアプラザや高齢者施設、町内会の祭り等で演奏を披露するほか、伊勢佐木町や、藤沢市のライブハウスで定期的にコンサートを開いている。地域活動に積極的なのも特長で、泉区の人材バンクに登録し、ボランティア演奏や指導も行っている。
元々は、ウクレレ教室受講者の有志6人からスタート。当初は、ハワイアン音楽を中心にステージに上がっていたが、行く先々で観客たちのリクエストに応えていくうちに、歌謡曲やジャズ、フォークソングまで幅広く演奏するようになったという。
結成当初からリーダーを務める東良一郎さんは「みんな音楽が好き、ただそれだけの気持ちでここまでやってきた」と20年を振り返る。
この間、メインギターが辞めたことをきっかけに、メンバーが段々と減り、解散の危機もあった。その度に「楽しみにしてくれる人たちもいるのに、ここで終わるのは悔しい」という思いが込み上げてきたという。バンド存続のために、楽器をやっている人の情報を聞きつければ、スカウトに出向き、スティールギターや、ドラムなど、バンドに必要なポジションを集めた。こうした日々の積み重ねが活動20年をつくっている。「マハロの意味の通り、これからも『ありがとう』の気持ちを込めて、一つひとつの演奏を大切にしていきたい」。
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