下和泉・富士見が丘地区で行われている移動販売「ぽかぽかマート」。高齢者らの買い物支援を目的として、下和泉地域ケアプラザと地域の福祉施設、企業らが協力し、2017年6月頃に始まった取り組みだ。
スタートから3年。屋外で換気も良く、近所で買い物できるとあって、最近では利用者が増加傾向にあるという。元々、地域のゆるやかなコミュニケーションの場としても親しまれてきた。不要不急の外出自粛が叫ばれる今、見守りや安否確認の場としての役割をこれまで以上に発揮しているという。同ケアプラザの生活支援コーディネーター・木下ひろみさんは「目的はあくまでも買い物ですが、体を動かすきっかけや、ちょっとした気分転換にもなります」と話す。
この取り組みに賛同した地域住民たちの誘致活動が広まり、移動販売車は現在、2コース10拠点を週1度のペースで巡回中。商品は総菜から生活雑貨まで様々だ。
今後も継続的に行っていくためには、運営側にとって安定した収益が不可欠。今年度は更なる利用者の増加を課題に、日々アイデアを練っている。木下さんは「拠点を増やしたり、ちょっとした休憩場所を設けたり。訪れやすくなる仕組みづくりを地域の皆さんと一緒に考えていきます」と話した。
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