座布団も使用せず
新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を自粛していた区内のイベントが段階的に再開している。９月12日には、立場地区センターで開かれている「お茶を楽しむ会」が４カ月ぶりに再開し、集まった参加者たちは久しぶりに茶席を楽しんだ。
茶道の普及や継承を目的として同地区センターと泉区茶道協会が共催している人気イベント。今回は３密対策を徹底するため、８畳の茶室に入れる人数を、１回につき５人までに制限。茶器や道具類の消毒はもちろん、本来の作法である濃茶の回し飲みは行わず、１人ひとつずつ茶碗を用意。なるべく参加者同士の会話を避けて、１回40分ほどの所作を半分に短縮して行った。
今回講師を務めた表千家の中川宗浩さんは「こんな時こそ心休まる時間も必要。工夫を凝らしながら、大切な日本の伝統文化を守り抜いていきたい」と話した。
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