泉区内で小学生が関係する自転車の事故がこの秋に入って増加傾向にある。泉交通安全協会ではコロナ禍で中断していた小学校への安全教室を10月から順次再開。区内の奉仕団体も指導用の機材寄贈を行い、事故減少に向けて協力している。
泉交通安全協会によれば、昨年1年間に泉区内で発生した自転車が関係する交通事故は16件。そのうち小学生が関係するものは3件だった。
今年は8月まで子どもが関係する自転車事故は起きていなかったものの、9・10月の2カ月間だけで小学生が関係する事故が4件発生。右折時に衝突する事故などが増えているという。
協会事務局では「今年は春の時期にコロナ禍の影響で学校での交通安全教室が出来なかった。その影響もあるのでは」と推察する。
奉仕団体が講習機材を寄贈
感染状況の落ち着きを受け、同協会では10月から小学校での安全教室を再開した。11月5日に伊勢山小学校で3年生を対象に行われた教室では、横浜泉ロータリークラブから同協会に対し中学年用の子ども用自転車4台の寄贈式が実施された。
寄贈を進めてきた同RCの高梨敏光前会長は「これまでは児童が個人個人の自転車を持参して実施していたということを聞き、教室の手助けになればと寄贈を決めた。自転車も車の仲間というのを理解してもらってほしいですね」と話した。
この日はさっそく寄贈された自転車が使われ、児童たちは交差点の安全な通過方法や、車から自転車がどう見えているかの確認などが行われた。
横浜泉ライオンズクラブも同協会に対し、講習用のハンズフリーマイクを寄贈している。
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