岡津地域ケアプラザで11月14日、昨年の開所以来初のケアプラザ祭りが開かれた。開催にあたっては縁日や野菜の直売など、プログラムごとに事前に整理券を配布した上で時間帯を区切り、入場を制限。また参加者の連絡先等を控えるなど、感染症防止対策を徹底して行われた。
今年は区内でも祭りの中止を決めたケアプラザが多い中、今回の開催に踏み切った経緯を、所長の高木みどりさんは「地域に元気を届けたい、その一心でした」と話す。
昨年12月に区内で7カ所目のケアプラザとして開所したのも束の間、緊急事態宣言に伴い今年3月中旬から5月まで、貸館やイベント等を中止していた同館。6月から徐々に規制を緩和して事業をスタートしたものの、職員間では施設自体の周知不足が課題として上がっていた。また管轄地域でも高齢者の虚弱傾向や、特に新米ママ同士の交流機会の減少が深刻であることが明らかに。中川連合町内会や同地区社協のメンバーから「今こそケアプラを拠点にした地域の絆づくりが必要ではないか」と背中を押されるかたちで、祭りの実行委員会を設立。夏頃から計画を練り、3密の回避と参加者の特定を徹底することで、開催にこぎつけた。
高木所長は「今回の祭りでうちに初めて来所してくれた方も多い。まだまだ先行き不透明だが、地域のためにできることを常に考えていきたい」と話した。
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