大規模な再開発が計画されているゆめが丘駅前。大型集客施設の開業が発表されるなど、今後の展開に注目が集まるなか、地元幼稚園の理事長でもあり、泉ゆめが丘土地区画整理組合の理事長を務める清水隆男氏に現状や今後の展望を聞いた。
--事業の内容について改めて教えてください。
同事業は「横浜市都市計画マスタープラン・泉区プラン」に基づき「新たなにぎわい・交流をはぐくむ市街地の形成に向けた取り組みを進める地区」としての位置付けです。下飯田駅やゆめが丘駅、そして環状4号線などの交通ネットワークを活用し、新たな駅前拠点市街地として計画的な街づくりを進めています。
--具体的な整備内容は。
公共施設に関しては、既存の環状4号線の一部拡幅整備、また同線から下飯田駅やゆめが丘駅へのアクセス向上のための新たに都市計画道路整備を行います。下飯田駅側にはバスやタクシー等の乗り入れが可能な駅前広場を整備する予定です。土地利用計画に関しては、大型集客施設の開業が予定されているセンター地区をはじめ、4つの地区に分け、住みやすい、住み続けたいまちづくりを目指します。
--期待することは。
同地区は元々、先祖代々受け継いできた土地で農業を営んできた方が多いですが、反対に「農業に従事できない地権者は収益を得にくい」といった声も多くありました。今回の開発で、環状4号から離れた場所であっても土地を有効的に活用できる仕組みづくりや、生活に便利な道路を新設することで、様々な課題解決につながることを期待しています。
--現状とこれからの展望は。
事業完了予定の2022年度に向けて、まさに最終局面というところ。新しくて便利だけれど、緑豊かでゆったりとした時間が流れる--そんな泉区らしさを大切に守り抜きたい。地元の人、新しく移り住んできた人、高齢者から子どもまでが健やかに過ごせる泉区の拠点となるような「夢を育むまち」になることを願っています。
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