泉区役所では区内の魅力発信を目的とした「シティセールス・プロモーション本部」を2018年度から設置。区内4つの課の職員が横断的に集められ、広報活動を行っている。新年度を迎え、2020年度の活動実績の振り返りや今年度の予定をメンバーに聞いた。
泉区に関わる人全てが情報発信に関われる仕組みづくりを目的に、2018年度から本格的に始動したこのプロジェクト。区役所内の総務、区政推進、地域振興、福祉保健の4課からの職員が集まり結成された。
「#住むなら泉区」をコンセプトに、2018年4月には泉区でのライフスタイルを発信する専用ウェブサイトを開設。昨年3月に「いずみくらし」としてリニューアル(【URL】https://izumikurashi.city.yokohama.lg.jp/)した。現在は実働8人の職員が2人ずつペアを組み、各事業に取り組んでいる。
不動産サイトに広告
2020年度は【1】子育て家族へのインタビューチラシ【2】区の魅力である「水と緑」を題材にしたプロモーション動画の制作【3】住宅情報サイトへのPR広告【4】庁内での機運醸成の4項目について取り組んできた。
このうち住宅情報サイトへの広告掲出は昨年度が初めての試み。引越しシーズンとなる昨年12月から今年3月末まで、不動産サイト「SUUMO」の中に泉区の魅力を紹介する特設ページを広告として出稿した。「魅力をPRする中で、泉区に住みたいなと思った人がすぐに検索できるような仕組みとして実施した」とメンバーの小宅将之さん(区政推進課)はその意図を説明する。
また子育て中の家族をターゲットにしたインタビューチラシは、横浜アンパンマンこどもミュージアム=西区=にある市の広報物コーナーなどに配架。「いずみくらし」サイト内にはインタビューの完全版を公開し、アクセスを促した。
今年度は行政以外の視点からの情報発信を増やそうと、新たにローカルライター制度を導入。区民などからライターを募集し、「いずみくらし」内で区の魅力を紹介する記事を掲載する。同サイトの月間アクセス数は1900件ほど。「HPがこの事業の肝。いかに見ていただくかということは工夫していきたい」と小宅さんは話す。
2年連続転入超過
実際、2010年から9年連続転出超過だった区内人口は、プロジェクト開始後の2019年・2020年には転入者が転出者を上回った。一定の効果は出ていると言える。
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