神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2021年7月22日 エリアトップへ

泉区内家庭ごみ コロナ禍で増加傾向続く 市「食品ロス削減を」

社会

公開:2021年7月22日

  • LINE
  • hatena
分別されていないごみを指摘する市職員
分別されていないごみを指摘する市職員

 長引くコロナ禍により在宅時間が増えている影響からか、泉区内でも家庭ごみの収集量が例年と比べて増加傾向にある。資源循環局泉事務所ではプラスチック製品の使用抑制やフードドライブ活用などでのごみ排出量削減を呼びかけている。

 同事務所によると、昨年一年間の泉区での家庭ごみ排出量は約2万4300トン(推定値)。2019年からは600トン近く増えており、新型コロナウイルスの感染拡大によるステイホームや、在宅中に自宅内の不用品処分を行う家庭が多かったことが原因ではないかと同事務所では指摘する。

 今年も1月から5月までの合計値で9815トン(同)となっており、昨年同時期の約1万トン(同)に匹敵する水準だ。同事務所の中盛敦司所長は「まずは排出量を減らすのが大事。プラスチック製品の使用を減らしたり、食料を寄付するフードドライブの活用で食品ロスを減らすなどしてほしい」と訴える。またごみ袋の破裂による収集員への感染リスクを下げるため、袋の空気を抜いたごみ出しへの協力を呼びかけている。

 その上で心掛けたいのが分別だが、こちらにもコロナ禍の影響が。これまで悪質なケースには収集員が中身を確認して住民に注意をしていたが、現在は感染防止を優先して開封確認を控えている。直接的な指導を行いにくくなっているのが現状だ。

上飯田地区で分別を啓発

 こうした中で上飯田地区では同事務所に依頼し、自治会町内会の環境事業推進委員と市職員で地域内のゴミ集積所の巡回を7月17日に行った。

 この日は台村自治会内のごみ集積所約10カ所を早朝から見回り。資源循環局の職員が排出されたごみを確認し、分別されていないものに収集不可のシールを張り付けた。

 当日は燃やすごみの収集日だったが、紙類として資源回収の対象となっているものが燃やすごみとして出されているケースも多く見受けられた。委員たちは市職員の分別説明にメモを取るなどしていた。

 台村自治会で同委員を務める浅田孝則さんは「職員からの講評を各自治会町内会でも共有し、少しずつ啓発活動を行っていきたい」と話した。
 

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook