国際的なロボットコンテスト「WRO JAPAN」横浜地区予選で中田中学校の奥津陽太さん(2年)、大嶋慶二郎さん(同)、大久保篤人さん(同)のチーム「Oっ3(おっさん)」が満点で優勝。10月に予定されている全国大会への出場を決めた。
WRO(World Robot Olympiad)JAPANは全国の小学生から高校生までを対象としたロボットコンテスト。プログラムにより自動制御する「自律型ロボット」を製作し、その技術を競う。
同チームは基本技術を得点式で競う中級者を対象としたミドル競技で参加し、7月に新横浜で開かれた横浜地区予選を見事満点で通過。全国大会への推薦を勝ち取った。
机上のカラーシートの色を読み取りながら、指定された方向に動き、ブロックを枠内に運び入れながらゴールを目指すこの競技。同チームのロボット「ぺボット」は、ブロックを掴むアームの開き方を工夫することで、物を掴みやすく落ちにくい構造に仕上げた。
全国大会はリモートに
10月にリモートで開催される予定の全国大会。当日に発表される「サプライズルール」で競技ルールの一部追加変更がされるため、本番での高い応用力が求められる。それぞれが部活動に所属し、コロナの影響で練習時間も限られるなか、更なるレベルアップに向けて練習に励む3人。
リーダーの奥津さんは「後悔の無いように楽しくやりたい」、大久保さんは「リモートでの大会は想像がつかないが、優勝を目指して頑張りたい」、大嶋さんは「完走できるように機体の調節を行っていきたい」と各々意気込みを語った。
同校では技術の授業の発展として、2018年から同大会へのチャレンジを目的に有志が集まって活動。2019年には別の生徒がミドル競技地区予選で優勝、全国大会で3位という好成績を納めている。
生徒たちをコーチとして支えるのが技術科の田中完教諭。同校赴任以前から様々な学校でロボットの魅力やプログラミングの技術などを伝えてきた。田中教諭は「集中力があり、3人の個性が光る笑いの絶えないチーム。全国大会も思い切り楽しんでほしい」とエールを送った。
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