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天王森のホタル、次世代に 育成グループが発足

社会

掲載号:2021年10月7日号

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育成グループのメンバーたち
育成グループのメンバーたち

 区内有数のホタルの観賞スポットとして知られる天王森泉公園=和泉町=。近年その発生数が激減していることを受け、「天王森のホタルを次世代に残そう」と保全と育成を目的とした地域有志のグループが発足。生態調査や園内の環境整備を本格的に進めている。

 泉区の南部に位置する天王森泉公園。園内に豊富に流れる湧水にはホタルが生息し、毎年6月には参加者を募って観賞会が開かれるなど、区内有数のホタル観賞スポットとして知られている。

数年前から激減

 約20年前から発生数の記録を取っており、多い年では最大100匹を観測した年もあったという同園のホタル。しかし、樹林の伐採や池の水質、路肩の街灯がLED電球に変わったことなど、様々な要因が重なり、ここ数年で発生数は激減。今年園内で観測されたのは16匹のみだった。

 育成グループが発足したのは8月。「ここは歩いていける皆の田舎のような場所。だからこそ自分らの手でホタルを増やして、昔ながらの景色を次世代に残したい」と話すのはメンバーの山本登久さん。現在は20代から70代のメンバーで月1回を目安に活動している。

生態調査重ねる

 ホタルの発生には、その餌となる細長い巻貝「カワニナ」の発生状況が大きなポイントに。同会では早速、カワニナの表面に目印を付けて湧水の上流に放流する実験を実施。一週間ごとに行動を追跡すると、そのほとんどが下流へと移動していることが明らかになったという。

 「ホタルは大抵、湧水の上流にタマゴを産みつける。餌となるカワニナにも上流に留まってもらうことが絶対条件」とメンバーたち。今後は川幅を広げ、水量を調節するなどしてカワニナの生息環境も整えていくという。

 専門家の意見を踏まえ、毎年30〜40匹が一定に発生する状態を最終目標としている。養殖はせず、あくまでも自然発生で頭数を増やしていくという。

 山本さんは「まずは来年に向けて何らかの成果を出すことができるように整備や調査を続けていきたい」と今後の活動について語った。

同園のホタル(横山洋之さん撮影)
同園のホタル(横山洋之さん撮影)

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