泉公会堂改修後初の公演を行ういずみ吹奏楽団代表の 福島 康浩さん 南区在住 61歳
ハーモニーに魅せられ
○…「社会人でも吹奏楽ができる場所を」と、中和田中学校の卒業生が中心となり1993年に立ち上げた、いずみ吹奏楽団。発足当初から代表を務める。約3年ぶりとなる泉公会堂でのウインターコンサート公演に向け、今年10月に活動を再開。母校・中和田中で毎週木曜に練習を重ねる。「合奏はやっぱり楽しい。みんなが合わさって一つの音楽が出来ていくのが魅力ですね」と満面の笑みを浮かべる。
○…同コンサートの特徴は区内の中学吹奏楽部との共演。例年は団員が生徒に直接指導する機会もあり「お互いに学びがあって楽しい」と語るが、今回は交流も制限。それでも「中学生との合奏曲目が難しいので頑張らなければ」と意気込む。楽団のモットーは「上手でなくてもお客さんに『楽しかった。良かった』との思いで帰ってもらう」こと。メンバー50人のうち、今では中和田中出身者は1割。学生から60代まで、幅広い世代が合奏を楽しむ。
○…生まれは川崎だが、3歳で中和田中近くに転居。子どもの頃から音楽が好きで、小学校時代は打楽器を経験。中学で吹奏楽部に入ると、演奏する先輩の姿に憧れ、それ以来50年近くトランペットを吹き続けてきた。ジャケットの襟元にはトランペット型のピンがキラリ。「見つけるとつい買ってしまう」のだとか。
○…普段の仕事も音楽関係。楽器店の営業として市内の小中学校を周り、楽器の修理や納品を手掛ける。音楽漬けの日々に「楽しくて仕方ないですね」と語る。好きな曲は「ムーンナイト・セレナーデ」。かつてビッグバンドの一員として演奏したときは感動で涙腺が緩んだ。ジャズ好きが高じて鎌倉の小学生ジャズバンドでは指導者としても活躍中。
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