新型コロナウイルス感染拡大の第6波に備え、横浜市は初のコロナ専門病院となる横浜はじめ病院(旧大口病院)=神奈川区=を12月1日に開設した。病床は60床を確保し、軽症・中等症の自宅療養者のうちリスクの高い患者を優先して受け入れる。
運営は同院を経営する特定医療法人財団慈啓会が行い、横浜市立大学から派遣された医師と看護師などが24時間常駐。抗体カクテル療法や抗ウイルス薬「レムデシビル」などによる専門的な治療を行うことで、患者の重症化を防ぎ早期回復につなげる。今回の措置を受け、市内の病床数は9月1日時点の685床から826床(うち重症用101床)に増えた。中和抗体療法の専用病床も新たに30床確保した。
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