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公開日:2022.11.24

和泉小個別支援級
コラボのパンが店舗販売
「ぶどうの樹」できょうから

  • コラボパン実現に向けて取り組んできた個別支援級の児童と教諭ら

  • 完成したコラボパン

 「みんなで分け合って、ニコニコになれるようなパンを」――。和泉小学校の個別支援級の児童たちがこのほど、NPO法人ぶどうの樹とのコラボでオリジナルのパンを完成させた。きょう11月24日から、第2ぶどうの樹(和泉町4604の5)で販売が始まる。今後、木・金曜は店頭で販売し、月〜水曜は予約販売で対応していくという。

人気のメロンパンをもとに

 コラボパンは子どもたちのアイデアが形になったもの。パンの販売やカフェを運営する第2ぶどうの樹のスタッフが協力して試作を重ね、商品化に至った。

 販売する和泉小コラボパンの正式名称は「いずみ小コラボ にこにこわけて レインボーメロンパン」(税込240円)。全校児童を対象に好きなパンのアンケートを実施したところ1位がメロンパンだったため、これをもとに形やデザインなどを決めていったという。

きっかけは町探検

 コラボパンのきっかけは昨年実施した町探検。その中で児童たちはぶどうの樹と出会い、交流が始まったという。同店は障害者就労支援にも取り組んでおり、児童たちは陶芸や音楽セラピーを体験。その返礼に学校で収穫した大根をプレゼントするなどしてきた。

 そんな中で「もっと多くの人にぶどうの樹のパンを食べてほしい」「自分たちの思いのこもったパンを作りたい」といった児童たちの思いから、同店にコラボを打診すると快諾。今春から少しずつ準備を進めてきた。

自由な発想 大切に

 児童たちが話し合って考えたコンセプトは「ずっと愛されるパン」「にこにこ幸せを分け合えるパン」。さらに「ぶどうの樹」のブドウをデザインに取り込み、ちぎって分け合って食べられるパンを目指すことになった。

 ぶどうの樹・スタッフの赤池英里香さんによると、同店としてもコラボでのパンの開発は初の試みだったという。赤池さんは「子どもたちが考えてくれたイメージを崩さないようにすることと、コストや技術面での工夫が課題だった」と振り返る。色や形に試行錯誤を重ね、材料の素材にもこだわって完成に至った。

 「大人はいろいろなことを考えてしまうけど、子どもたちの自由な発想ならではのかわいいパン。携わることができて良かった」と語った。

 担当教諭の蛇子睦美さんは「子どもたちのパンが長く親しまれるといい。交流も、今後続けていけたら」と話した。

 コラボパンは木・金に店頭で販売するが、数に限りがあるため「確実にという人はご予約を」と呼びかけている。予約は2営業日前までなので、例えば水曜に購入する場合は月曜までに予約が必要となる(なお、土日は休み)。

 和泉小コラボパンの販売についての問い合わせは第2ぶどうの樹(【電話】045・801・1090)へ。

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