いずみ野小学校で12月2日、料理人が地元の農畜産物を使ってメニューを監修する「スーパー給食」が実施された。2012年から始まったこの取組は今年で10回目。同小では農を通じた教育にも力を入れており、今回のメニューには児童が収穫した野菜も盛り込まれ、全校児童で味わった。
いずみ野小は学区内に農家が多いこともあり、開校以来「農」を通じた教育に取り組んできた。スーパー給食は創立35周年を迎えた2012年から続けているもので、料理人や市場関係者、生産者、管理栄養士の協力で毎年特別なメニューを給食に取り入れている。
同校では児童が「学び隊」というクラブ活動で農家や地域ボランティアの協力を得ながら野菜を育てており、今回は収穫したほうれん草にバナナを合わせたミニマフィンも給食に。そのほかメニューは、胚芽ごはん、やまゆりポークの発酵煮込み、地元のサトイモで作ったみりん煮、牛乳で、児童たちは美味しそうに味わった。
味覚の授業も
またスーパー給食に合わせて出前授業も行われ、4年生は「味覚の授業」を受けた。講師はいずみ野駅前の料理店「ど根性キッチン」などを営む椿直樹さんが務め、五感や五味について授業を行った。
オレンジジュースの飲み比べや小松菜の食べ比べなども行いながら、椿さんは「味は好みがあるから正解はない。ただ、野菜など鮮度が栄養価に関わるものもあるので、そういう違いが感じられるといい」と語った。
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