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公開日:2022.12.15

県立松陽高校
50周年の節目を祝い
県民ホールで式典も

  • 50周年を迎えた松陽高校(正門から)

  • 県民ホールで行われた50周年記念式典

 和泉町の神奈川県立松陽高校(石井富佐子校長)がこのほど、創立50周年を迎えた。11月には県民ホールで記念式典も行われ、在校生のほかに同窓会やPTAら関係者も出席する中、半世紀の節目を祝った。

1万5000人超卒業生を輩出

 1972年に創立した県立松陽高校。県内で生徒が急増していた当時、翌73年からは神奈川県の「高校百校新設計画」がスタートして高校が新設されていった。松陽高は百校計画以前としては最後の学校としてこれまでに1万5000人以上の卒業生を輩出している。

 50周年記念式典は11月11日に県民ホールで開催。卒業生からなる「同窓会」のほか、PTAのOB・OGからなる「松陽会」の関係者も出席する中、厳かに行われた。

「伝統を重んじ新しい息吹を」

 石井校長は「伝統校として多くの方から高い評価を頂いているのは、生徒・職員のみならず、保護者、同窓会、地域の支援の賜物」とあいさつ。また伝統の体育祭についてふれ、「今に続く赤青黄色の3色での運動会が始まったのは創立初年度。それは当たり前のことではなく、先輩方が築いてきた伝統の上に、時代に即した新しい息吹を加えていってほしい」と生徒に呼びかけた。

 松陽高同窓会の笠原昭彦会長(8期生)は「卒業生が幅広い分野で活躍している一方、今はまた予測困難な時代。多様性が求められる中で、光をさす輝きをもって、また陰の立役者として活躍してほしい」と話した。

 記念式典の第二部にはソプラニストの岡本知高さんが出演。同校では昨年、岡本さんを招いて3年生を対象に体育館で歌を披露してもらったという縁もあり、今回の出演につながったという。ステージで岡本さんは松陽高校の校歌も披露し、式典に華を添えた。

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