10月6日(金)に今季開幕を控えるプロバスケットボールリーグのB3。横浜エクセレンス(EX)は昨季、レギュラーシーズンで40勝12敗の5位となり、プレーオフに進んで最終順位を3位とした。B2昇格の条件となる「上位2チーム」には、あと一歩及ばず、悔しさを残したシーズンとなった。
「あと一歩」の昨季
「レギュラーシーズンが5位だったのでプレーオフを有利に戦えず、改めて順位の重要性を感じさせられました」
そう話すのは地元・中田中学校出身のPG(ポイントガード)・西山達哉選手(35歳)。昨季、信州ブレイブウォリアーズから古巣のエクセレンスに移籍し、副キャプテンを担っている。
「昨季はチームとして攻撃を重視していた反面、失点の多さが成績にも影響してしまった」と西山選手。「個人としては、試合途中からの出場が多いので、流れを変える選手でありたいのに、悪い流れを変えられないこともあったのが悔しい」と思いを明かす。
万全体制で今季へ
念願のB2昇格をめざすチームは今季、ヘッドコーチ(HC)にアンゴラ代表を率いたジョゼップ・クラロス・カナルス氏を招聘。登録メンバー14人のうち9人を入れ替え、ラトビア代表で208cmという高さを誇るクラヴス・チャバルス選手らを獲得し、万全の体制で今季に臨む。
「ヘッドコーチも変わって練習は厳しくなっています。コーチが納得するまで何度も繰り返して身体に染み込ませています」と西山選手。
HCや新選手ら全員がチームに合流してまだ日が浅いが、チームは昇格に向けて十分な手ごたえを感じているという。「今季は絶対にB2に行きます」と力強く語る。
W杯の熱狂「国内リーグにも」
8月25日から9月10日まで日本・フィリピン・インドネシアで開催された「FIBAバスケットボール・ワールドカップ2023」。日本代表チームはフィンランド戦やベネズエラ戦での逆転劇などでアジア勢最上位(全体では19位)となり、来年夏のフランス五輪出場権を手にした。
バスケットが日本中を熱狂の渦に巻き込み、西山選手も「世界を相手に、日本のバスケもあれだけ戦えるということを証明してくれたのは刺激になった。多くの人にバスケの面白さを知ってもらえたのでは」と話す。
その熱で国内リーグも盛り上げたいと「まずは試合を見に来てほしい。楽しませる自信はあります」と力を込める。
また昨季途中からは観戦の制限がなくなり、歓声も戻ってきた。「会場が盛り上がるとやっぱりいい。自分は声援でブチ上がるタイプなので、結果で応えて盛り上げていきます」と意気込みを語った。
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