義務教育学校緑園学園(野口弘之校長)の6年生がこのほど、AI技術を使った仮想空間の学校をデザインする授業を受けた。テーマは「AI×教育で何ができるか」。児童たちはアイデアを出し合いながら、自由な発想を形にする楽しさと難しさを学び、AIの活用方法を体験した。
同校では9月11日と25日の2回にわたり、授業で絵を描くことに特化した画像生成AI(人工知能)を活用。児童たちが理想の学校像のアイデアを出し、AIが描いた絵を使って理想の学校を互いプレゼンし合った。
児童がAIにできることを体験的に理解し、AIができることと人が行うことに気づくことが授業のねらい。担当した尾澤知典教諭は「AIを使いこなすため、自分たちにどのような能力が必要で、これからどのように知識を得るかを学んでもらえれば」と話す。
「意見調整能力も」
児童らは出し合ったアイデアをグループごとにまとめ、完成した絵を使って学校の魅力を伝えるポスターを作った。授業をサポートした(株)たき工房の藤井賢二執行役員は「これからは教育や仕事の現場でAIが必要になる。モノを作るにはAIの知識だけでなく、これまでと同様に違う意見をポジティブにとらえ取り入れる能力や調整する力が大切」と話した。
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