賞状を手にする小板橋さんと永島靖之校長（左）と斎藤署長
国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が募集した中学生の「税についての作文」で、中和田中学校３年生の小板橋美久さんの作文「父の想いを引き継ぎ、自分の行動へ」＝下記に掲載＝が、（公財）全国法人会総連合会長賞を受賞した。
中学生に税を題材に作文を書いてもらうことで、税について関心を持ち、理解を深めてもらおうと今回で57回目の開催。全国６４５７校から44万５９４５編の作文の応募があり、内閣総理大臣賞や総務大臣賞などが選ばれた。
税金について調べる中で小板橋さんは父親に相談したところ、「父が父親を早くに亡くし、母子家庭で生活保護を受けていたことや、奨学金を利用して大学を卒業したこと」を知り、「自分がいつ支えられる立場になるかわからないため、納税は必要」とつづり、税金による生活の安全網の大切さや個々人の行動について記した。
小板橋さんは「賞をいただけると聞いてびっくりした。とてもうれしい。父も喜んでくれた」と話した。12月８日には斎藤兼太郎戸塚税務署長が同校を訪れ、表彰状を小板橋さんに手渡し功績をたたえた。
泉・戸塚・栄区を管轄する戸塚税務署管内からは１１６４編の応募があった。他の受賞者は次の通り（敬称略）。
戸塚県税事務所長賞／谷野史歩（泉が丘中３年）、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会優秀賞／平位菜緒（岡津中３年）、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞／松本真花（同３年）、戸塚納税貯蓄組合連合会優秀賞／高橋佑菜（同３年）、泉区長賞／飯田とよの（上飯田中３年）、戸塚納税貯蓄組合連合会優秀賞／富吉優太（同２年）、戸塚青色申告会会長賞／金尾怜泉（中和田中３年）、戸塚納税貯蓄組合連合会優秀賞／鳥畑美匡（同３年）
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