県立松陽高校女子バスケ部が1月21日まで行われた神奈川県高校バスケットボール新人大会でベスト8入りを果たした。悔しさを残しながらも、春の関東大会、夏の全国大会出場を目標に練習に励んでいる。
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新人大会は3年生の引退後、1、2年生の新チームとして臨む最初の大会。松陽はウィンターカップ県予選でベスト4の成績を残していたため、支部予選は免除で本大会シードからの出場となった。
初戦の綾瀬を85対58で破ると、続く秦野戦も74対49で勝利してベスト8に。準々決勝・星槎国際湘南戦へと駒を進めた。
星槎に一歩及ばず
松陽は2年生4人、1年生4人のわずか8人という少人数のチーム。その中でさらに、星槎との試合では主将の原田栞那さん(2年)を体調不良で欠くこととなった。
試合=写真=が始まると松陽は相手の連続得点をゆるし、第1Q(クオーター)を12対24で終える苦しい立ち上がり。第2Qからリズムを取り戻したが、前半を28対41で折り返した。第3Qは優位に進めて8点差にまで縮めるなどチャンスも作ったが、3点シュートなどで再び突き放され、53対69で敗れた。
顧問の岡野晃教諭は大会を振り返り「支部予選がなかった分、試合の経験不足は否めなかったが、成長が見えた部分もあった」と語る。
高さを運動量でカバー
インサイドを支える2年の菅原恵美選手は「技術不足を感じさせられた。外からのシュートも打てるようにして、相手にとって怖い選手になりたい」と話す。
また1年生エースの重松樹音選手は「主将がいなかったので自分がやらなきゃと思っていたのに悔しい。足りない部分を高めたい」と語った。
松陽は人数が少ないだけでなく、今年は特に小柄な選手が多いという。岡野教諭は「運動能力や高さでは、強豪校は比べものにならない。それをカバーするためには読む力と、2人分くらいの運動量が必要」とする。
「どこよりも一生懸命に」
一方で松陽は昨年、夏のインターハイ県予選で8強、ウィンターカップ県予選では4強という成績を残し、全国大会も夢ではない位置にいる。
「まだまだこれからのチームだけど、タフさは他校にも負けない。どこより一生懸命なチームを目指したい」と岡野教諭は期待を込める。主将の原田さんは「自分の気持ちや行動はチームにもつながる。自分から主体的に取り組んでみんなにも波及できたら」と意気込みを語った。
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