神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2024年2月8日 エリアトップへ

横浜国大など 月探査機着陸に貢献 世界5カ国目の快挙

社会

公開:2024年2月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
月面着陸するSLIM
月面着陸するSLIM

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小型無人探査機「SLIM」が1月20日に月面着陸に成功した。日本が無人探査機を月面着陸させたのは初めて。機体が最小燃料で着陸できる軌道の計算式を横浜国立大学の研究チームが導き出すなど、横浜市内の学校や企業もプロジェクトに貢献した。

ピンポイント着陸成功

 SLIMの開発や試験はJAXA相模原キャンパスで行われた。計画の主な目的は、目標地点から誤差100m以内の「ピンポイント着陸」。

 SLIMは昨年9月に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられ、1月20日午前0時20分頃に月の赤道南側の「神酒(みき)の海」のクレーター付近に降り立った。着陸直前にメインエンジン2基のうち1基を失うという異常が発生したが、SLIMから分離した小型ロボット「LEV―2」が着陸したSLIMの撮影に成功した。

 写真などによるデータ解析によると、着陸目標地点から東側に約55mの場所に着陸したことが明らかとなった。無人探査機を月面着陸させたのは旧ソ連、米国、中国、インドに次ぐ5カ国目だが、目標地点から100m以内の場所にピンポイント着陸させたのは世界初の快挙。

 SLIMのプロジェクトにはJAXAのほか、横浜国大などの研究チームも参加。同大はSLIMが最小燃料で月に着陸するための計算式を導き出して提案した。プロジェクトのメンバーで、同大大学院の上野誠也名誉教授によると、小型無人探査機は積める燃料の量が限られるため、最小燃料での飛行が求められるという。

 SLIMには古河電池株式会社(保土ケ谷区)が開発・製造した宇宙用リチウムイオン電池が搭載。日陰により太陽電池パネルからの電力供給が停止した際や、月面着陸フェーズで想定された約20分間の降下中に電力供給の役割を果たした。着陸後はSLIMへの電力供給を行い、地球との通信を支えた。

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook