三家地区、日枝神社(宮本忠直宮司、横山傳総代)の境内社である御嶽神社で7月9日、社(やしろ)の新築再興式典「遷座祭」が開かれた。古い社は関東大震災前後に建てられたとされ、約90年ぶりの建て替えとみられるが、地元の人でも正確な情報はわからない。
武蔵御嶽神社(鈴木一宮宮司・東京都青梅市)のお札を納める社が古くなったため、毎年4月13日の春祭り等で建て替えが関係者の話題にあがっていた。
神社近くでは道路改修工事が行われており、これが終了するまでに、きれいな姿を望んでいた。
社は小関工務店(小関哲二代表取締役・藤沢市)から購入したもので、総ヒノキ、銅葺き、御影石土台のもの。社の台座には、武蔵御嶽神社を建てるときに土から出てきた岩石が収められた。
江戸中期から御嶽講が盛ん
現在の泉区から大山講や御嶽講、榛名講に出向く人が江戸中期から盛んだったといわれており、「近い大山よりも、今でいう海外旅行気分で御嶽講に行く人が多かったのでは」と同神社近くの横山彬さんは話す。
泉区ホームページ(参考文献「いずみいまむかし-泉区小史」)によると、同神社は大永6年(1526)後奈良天皇即位の年に、住民の代表が上京しての帰途、近江国一宮の日吉神社の神霊を当地に分祀したのが初めといわれている。
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