横浜市と仙台市の泉区が少年サッカーで交流する自治体交流大会が7月23日、日立製作所内のグラウンド(戸塚区)で開催された。過去10年にわたり両市で開催してきた同大会も、今年は東日本大震災の影響で開催が危ぶまれたが、子どもたちの希望もあり実現した。
02年ワールドカップ決勝戦横浜開催記念として01年から小学生選抜チームにより始まった交流大会は今回で11回目。サッカーを通じた相互の地域や文化の理解、技術の向上などを目的に、翌年からも両泉区で1年ごとに開催されている。
今年は3月11日の東日本大震災による影響が懸念され、横浜市泉区サッカー連盟(堀内清浩会長)内では開催するか否かの意見が分かれた。「最初は仙台の泉区でどの位の被害があったのかわからなかった。これまで10年続いた交流なので、子どもたちのためにも続けたいと思っていた。今回も来てくれてホッとしている」と堀内会長。
宮城県サッカースポーツ少年団協議会泉ブロックの井上亮ブロック長は「震災後、1ヵ月半にわたりサッカー活動再開に制限があった。現在は大会が立て込んでいるが、今回も泉区同士の交流ができて、ありがたい」と話した。
仙台市側の負担を軽くしようと、今大会では選手たちをホームステイで受け入れた。開催にあたり日立製作所からグラウンド、戸塚法人会泉支部連合会から子どもたちにネバーギブアップのロゴ入りTシャツ、横浜泉ライオンズクラブからかき氷、アークルからペットボトル茶が提供された。
仙台からの45人を含む計93人が参加した今大会。優勝は仙台6年B、準優勝は仙台6年A、3位は横浜6年B。最優秀選手は小畑勇人選手(仙台6年)が、優秀選手には佐々木傑選手(仙台6年)と栗田達哉選手(横浜6年・新橋SC)が選ばれた。
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