ボランティア団体、オアシス21世紀の会(小島馨会長)と泉区映画祭実行委員会(小野清一郎委員長)による泉区映画祭が3月16日(金)、テアトルフォンテで開催される。今回の上映作品は『春との旅』(2010・小林政広監督)で観覧無料となる。
映画館のない泉区で、映画を通して地域交流を図ろうと2007年に始まった映画祭は、今年で6回目を迎える。昨年3月中旬にも開催予定だったが、同月11日の東日本大震災による計画停電などの影響で中止となった。
『春との旅』は、疎遠になった「家族」を巡る、祖父と孫娘の物語。「150本の出演作品中、5本の指に入る脚本」と明言する仲代達矢や徳永えり、大滝秀治、戸田菜穂、香川照之ら”実力派”が出演する、厚労省社会保障審議会推薦、文科省選定作品だ。
今回は、視覚や聴覚に障がいがあっても「話題の映画を映画館で楽しみたい」という声に応え、音声ガイドや日本語字幕がつけられた「バリアフリー上映」(協力・住友商事)となる。音声ガイドや字幕は、高齢者社会にとっても便利という声があり、ここで初めて取り入れた。
「映画館の閉鎖が増えていて、泉区にも映画館は存在しません。私たちが日常触れる『画面』はパソコンや携帯電話など年々小さくなるばかり。大きな画面で感動を共有しましょう。ご家族やお友達、恋人とご一緒にいらっしゃってください。きっと上映作品は思い出の1ページを飾ってくれることでしょう」と、小野実行委員長は観覧を呼びかけている。
昼夜2回上映
上映は昼と夜の2回で、昼の部は午後2時上映(1時半開場)、夜の部は7時上映(6時半開場)となる。定員は各回先着300名で小学生以下は保護者同伴での観覧となる。
同映画祭に関する詳細は小野実行委員長【電話】045・801・6480(小野歯科医院内)へ。
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