横浜泉ライオンズクラブの第23代会長に7月から就任した 森 和弘さん 和泉町在住 52歳
継続する力で奉仕
○…和泉川清掃、献血活動、なしの木学園や松風学園、区民まつりへのイベント参加等を、29名のメンバーで行うクラブの会長。就任にあたりライオン誌「ザ・ライオン」創刊号復刻版など、数冊の著書を読み、インターネットでクラブについて調べた。クラブに関する知識が増したほか、米国で発足した1917年は第一次世界大戦中、国内初のクラブが誕生した1952年は朝鮮特需が終わった年など、その時々の世界情勢もわかり、歴史の面白さを感じた。
○…東京・葛飾区生まれ。港北区を経て6歳から20歳まで下和泉で暮らした、なかよし幼稚園の1期生だ。大学卒業後、歯科医として経験を積み、同住宅自治会内に平成8年9月、森歯科クリニックを開業した。テナントも探したが「ココがいい」と地元に帰ってきた。下和泉住宅の高齢者支援等が目的のボランティア「ひばり会」では今年6月、「歯科医による認知症予防について」をテーマに講演した。同幼稚園には年1回、歯科検診に訪れるなど、地域に根付いている。
○…ひばり会の講演は佐久間幹雄富士見が丘連合自治会会長の依頼で引き受けた。歯科では患者と会話をするが、大勢の前で話す講演は初めてだった。大学教授のDVDを用意したり、コピーや切り抜きで資料を作り何度も読み返したりと、入念な事前準備を行った。「時間を気にしながら話すのは大変だった」ものの、メモを取る参加者もいて「聞いてくれてよかった」と安堵の表情を見せる。
○…クラブには石井喜代志氏の紹介で、2007年に入会。障害者施設・学校の祭りでの販売やその収益の寄付、立場駅前で年3回開催する献血などの活動を通じ、人脈が増した。「実際の活動で見えてくるものがあった。ライオンズに入ってよかった」とこれまでの活動を振り返る。「継続する力を奉仕のために」を今年度スローガンに、来年6月までの任期を全うする。
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