11月下旬に区役所で文化祭を開催する泉睦会(せんぼくかい)の会長 石川 敏一さん 上飯田町在住 68歳
閉じこもらず、積極的に
○…脳血管障害(主に脳卒中)患者のリハビリ支援を25年にわたり続ける。編み物、俳句など11のサークル(リハビリ教室)、バス旅行、ゲートボール大会、カラオケ大会といった活動を継続する中途障害者の自助グループ泉睦会の会員は約120人。職場復帰者から在宅闘病中の人まで「同病者とのふれあいが大切である」をキーワードに、楽しみながらリハビリの向上を目指す。11月25日〜27日は泉区役所で文化祭を開催し、作品展示等を行う。
○…障害児・者と中高生主体のボランティアが一緒にスポーツを楽しみながら理解し合うことなどを目的に始めた「ふれあい”ザ”いずみ軽スポーツ大会は21回を数える。玉入れ、パン食い競争などを競技者の障害児・者と学生ボランティアがペアになって楽しむもので、参加者は例年1000人以上に及ぶ。大会を機に、地域作業所と学校との日常的な交流(車椅子体験・文化祭への招待等)が生まれたほか、障害福祉の仕事に就く卒業生も多い。
○…同会会長、全国脳卒中友の会連合会理事長として9月下旬、NHKにっぽんリハビリ応援団シリーズ『在宅リハビリの受け皿』の第1回「当事者サークルのすすめ」に出演。同会の活動を紹介したほか、発足して約1年の「よこすか片マヒ希望の会」が初開催するバーベキュー大会をサポートした様子、世話人集めや会場確保など当事者サークルを立ち上げるノウハウ、継続運営のコツ等を伝え、自主サークルを作る意味や役割について議論した。
○…40歳のとき脳卒中で左半身不随に。「気づいたら集中治療室にいた」。一度失われた機能は改善すれども完治せず、リハビリを継続しないと寝たきりになる。抵抗力や免疫力が弱って肺炎など合併症になることも多く「閉じこもらずに外へ出かけてほしい。地域活動に参加できる人は参加するなど、できることは積極的にやってほしい」と同病者に呼びかけた。
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