中田コミュニティハウスで英語自習室の講師を務める 田澤 浩さん 中田東在住 65歳
英語の楽しさ身近に
○…「英語をつかって様々なことをしていきたい」。中田コミュニティハウスで7、8月に行っている「中学生夏休み英語自習教室」で講師を務める。中学校の教員として子どもたちに英語の楽しさ、奥深さを40年以上にわたり教えてきた経験を生かし、教育現場から少し場所を変え、日々英語の魅力を伝える活動を続けている。
〇…教員を引退した今でも週4日間は市内の中学校で非常勤講師として英語を教えている。英語教育の変化を長年見てきたなかで、「昔は教科書中心の授業だったが、今は会話やコミュニケーション重視の時代になった」と分析する。時代の流れを自らの授業にも取り入れる必要性を感じ、教員引退後に改めて言語学などを学んだ。
○…「英語を自分でつくる・話す」を第一に、積極的に英語に親しんでもらおうと様々な工夫を重ねており、授業開始時に米・テイラー・スウィフトら海外アーティストの曲を生徒たちと歌うこともある。「メロディが先に頭に入っているから、改めて歌詞の意味を知ると新鮮みたい。みんな楽しんでやってるよ」と生徒たちの反応に手応えを感じている。
〇…横浜市西区出身で中学生のとき泉区に引っ越してきた。幼い頃から教師になることが夢で、中学生のときに英語が好きになり明治学院大学英文科へ。英語でスピーチなどを行う部活動に精を出し、英語に囲まれた学生生活を過ごした。
○…知人のHP作成を手伝ったり、英語の問題を自作HPで公開するなど、ネットやスマートフォンの活用にも意欲的だ。「塾や学校でできないことをしていきたい。地域の中で子どもたちが活動するきっかけをつくれたら」。英語がもつ可能性を信じ、今後の方向性を示す。中学校で顧問を務めたことがあるバドミントン部の練習も手伝っており、この夏も忙しく動き回っているが、表情には充実感が浮かんでいた。
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