上飯田にバナナの木 買い物客らが夕涼みに
上飯田ショッピングセンターの屋外広場に夏恒例となったバナナの花と実が姿を現し、買い物客や近隣住民の注目を集めている。
同センター近くに住む榊原進さんが友人から譲り受けたバナナを2008年から同所で育てているもので、2回の失敗を経て10年に初めて咲かせることに成功した。冬の寒さや霜から木を守ろうと藁状のものを巻いたり、夕方に水を与えたりなど丹精込めて育てた甲斐があり、今では7〜8本に増えた。
榊原さんはバナナを長年育てるなかで、実がなるとその木は一生を終えることや春に発芽すると実のつきがよいことなどを確認した。文献で調べたり、二宮町にあった県園芸試験場に出向いたりすることもあった。
バナナの周辺にはアサガオやモミジアオイ、アメリカフヨウ、オニユリなども咲いており、同センター内、高畑靴店の高畑勉さんは「バナナや花を見て、ゆったりした気分になってもらえたら」と話す。
ベンチに座ってバナナの大きな葉を見ながら夕涼みできると買い物客らに喜ばれているバナナだが、あくまで「観賞用」で食べることはできない。
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