開館25周年を迎えた泉図書館の館長を務める 沖間 俊明さん 鶴見区在住 52歳
新たな仲間とハーモニー
○…泉図書館が開館して25年(2月22日)という節目に、新天地での仕事がスタートした。1月1日付の異動には「正直驚いた」というが、「泉区は初めての土地。自然豊かで落ち着く」と早くも居心地の良さを実感している。同館の2013年の一人あたりの貸し出し冊数が市内で最も多かったことを話題に挙げながら、「今後も職員全員で企画を考え、独自の色を出して行けたら」と意気込む。
〇…横浜市役所に1985年入庁。建築局の住宅部門や戸塚区役所総務課の係長などを経て98年に教育委員会へ異動。学校施設に関する部署の担当となり、学習指導要領の制定や小中学校の英語教育推進など、節目となる出来事を経験。「地元の鶴見工業高校の閉校とサイエンスフロンティア高校の開校に立ち会えた」と感慨深げに話す。教職員厚生課で市教職員の福利厚生や健康相談の対応など教育に関する仕事にも15年携わった。「長く係長を務める中で、チームワークがいかに大事かということを実感した」とこれまでの職務を振り返る。
〇…鶴見区で生まれ育つ。少年時代は草野球や相撲に明け暮れ活発に走り回り、音楽に夢中になった。小学生の時はアコーディオンで児童音楽会に参加し、中学校で吹奏楽に入部。トロンボーンを手にすると、たちまち魅力にはまり、高校、大学と吹き続けて現在に至る。大学の仲間とは今でも集まり、千葉県まで合宿に行くことも。間近に迫る演奏会ではトロンボーン四重奏の披露もあり、「本番当日のことが気になって仕方ない」と笑い、週末の練習にも力が入る。
〇…「一緒に動く仲間がいないと始まらない」。大きな仕事や趣味の音楽も、信頼できる人とともにやってきたという充実感が伺える。「館長として学ぶことはまだまだ多いが、職員一丸となって考えを形にしていきたい」と抱負を話し、新たな仲間とハーモニーを奏でていく。
|
|
|
|
|
|