横浜市営地下鉄ブルーラインの2013年度乗降客数が、区内4駅のうち3駅で過去最多となることが、ほぼ確実となった。利用者が区内最多の立場駅で降車人数が初めて400万人を超え、ブルーライン全駅の総数でも2年連続で最多を更新する。
市統計ポータルサイトが4月18日に発表した今年2月までの「市営地下鉄ブルーライン(駅、月別乗降車人員)」に、3月の乗降客数の見込みを足すと、過去最多となる。
乗車数が00年度から100万人を超える下飯田駅は降車数も4年ぶりに100万人を超える。立場駅は乗者数、降車数とも400万人前後で、中田駅は同310万人強に。踊場駅は320万人強で過去2〜3番目の乗降客数となる。
同線全線では08年度と東日本大震災が発生した11年度に、乗降客数が前年度比で減少している。泉区の人口(各年3月末)も10年度の15万7075人をピークに毎年減少するなか、区内4駅では、下飯田と中田、踊場で11年度、立場で12年度に前年を下回った。
4駅の乗降傾向に差
泉区に同線が開通した99年度から06年度は、区内4駅で乗車数が降車数を上回ったが、07年度から立場で降車数が上回るなど、この頃から乗車数と降車数の傾向が見られるようになった。
12年度は下飯田で2・5万人、踊場で2・6万人ほど乗車数が多く、立場は4・5万人、中田は1400人降車数が上回った。近隣では湘南台は乗車数、戸塚は降車数が上回る。
泉区で乗降客数が増加していることについて、市交通局は「明確な要因はわからないが、泉区では利用者が定着しているのでは」と話している。
同線利用者からは「最近、混雑するようになったと思う」、「通勤通学の利用者は変わらないが、老人会や小中学生の団体利用が増えている気がする」という声が聞かれる。
なお、市は同線の乗降客数を翌々月中旬に発表しており、13年度のデータは5月中旬に発表される。
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