立場中央商店会(青木籌之会長)主催のイベント「立場フェス」が立場駅そばの立場センターパーキングで5月17日(日)に開催される。地元の有志によるステージや商店会会員による出店などが楽しめる。同商店会単独でのイベント開催は今回が初めて。
「商店会単独で、地域に出てイベントを行うのは初めて」と話すのは青木会長。2013年に横浜市商店街総連合会と共に開催した音楽フェスティバルをきっかけに、会の中でカラオケやウォークラリーなどのさまざまな企画案が挙がるようになったという。だが「イベントを考えるのは簡単だけれど、周囲の協力や緊急時の対応など、やるべきことがたくさん出てきて結局実現には至らなかった」と青木会長は振り返る。
そこで今回のフェス開催に向けて2月から毎週会議を開き、準備を進めてきた。2年前の音楽フェスの際は、大勢の来場者で盛り上がり評判も良かったものの、騒音問題があった。そのため、今回は地域へのあいさつ回りやステージ内容の見直しなどをより慎重に進めているそうだ。
フェスのポスターに描かれている馬は「立場」の地名に由来するもの。「立場」は、馬をつないだり、休息をしたりする場所という意味があるとされ、青木代表の祖父が明治の中ごろに開いた商店の屋号でもある。現在の横浜銀行の場所には丸太が立てられ、繭や石炭を運ぶ荷馬車の馬繋場として使われていたという。
区内の商店会の会員数が減る傾向にある中、増えているという立場中央商店会。「数は増えていても小売店が少なく、会全体でセールを行うなどのPR活動ができなかった。商店会の存在を知らないという声もあるほど。このフェスを通して、立場中央商店会のことを知ってもらえたら」と青木会長。イベントを成功させ、今後もステージ出演者らの協力が得られれば定期開催につなげていきたいとしている。
立場フェスは5月17日(日)、午前11時〜午後4時。いずこい踊りやヒップホップ、フラダンスなど、泉区内の団体が中心となりステージを盛り上げる。商店会会員による出店も予定している。
問い合わせは同会事務局【携帯電話】080・8047・8765。
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