毎月、中川地区センターで開かれている、ピアニスト・丹生谷(にゅうのや)佳惠(かえ)さん(中田東在住)による企画「クラシックコンサートと音楽アラカルト」が6月27日で80回の節目を迎える。国内外で活躍するプロの演奏をくつろいで聴くことができると好評を博している。
コンセプトは、くつろいで聴けるクラシック。「クラシックのコンサートというと、舞台に演奏者が出てきて、礼をして演奏をして、また礼をして帰っていく――。それだけってなんだか寂しいじゃないですか」とスタートのきっかけを丹生谷さんは話す。演奏だけでなく、出演者によるトークやティータイムも設け、珍しい楽器が登場する回は楽器の紹介もしている。
コンサートには、丹生谷さんだけでなく、毎月、国内外で活躍する演奏家が出演している。ほとんどが丹生谷さんの知人や仕事でつながりのある人だ。「知り合いなので『今度一緒にやらない?』と気軽に声をかけて、スケジュールも融通をきかせてもらって」。地区センターでのコンサートは演奏家が普段開くものとは規模も価格も違うが、その分、その人がやりたい楽曲を自由にやってもらうという。「だからこそ毎回違う内容で、良いものができるんです。それに合わせて演奏することで私も勉強にもなりますし」。自宅には演奏の記録である数々の楽譜が所狭しと並ぶ。
「ここまで続けてこられたのは、楽しみにしてくださるお客様と協力してくれる友人のおかげ。チラシやチケットを毎回素敵なデザインで作ってくださるセンターの方にも感謝しています」。出演者も「中川のお客さんは反応もよく、距離が近いからか楽しんでくれているのがよく分かる」と喜んでいるという。
次回は、6月27日(土)の午後2時から3時15分まで。出演は丹生谷さんとテューバ奏者の今川英悟さん。低音楽器のテューバの登場は初めて。定員70人。チケットは会場の中川地区センターで販売中。前売り800円(中学生300円)、当日1000円(中学生500円)。ドリンク付き。
問合せは同センター【電話】045・813・3984。
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